岩手のご当地グルメ探訪記! 〜海鮮グルメや山の幸に出会う旅〜

岩手のご当地グルメ、盛岡冷麺
目次

はじめに

岩手県は、東北地方の太平洋沿岸に位置する自然豊かな県です。この地域は、豊かな海の幸と山の幸に恵まれており、独自の食文化が育まれてきました。本日は、岩手を代表する魅力的なご当地グルメについて、詳しくご紹介したいと思います。

岩手を代表するご当地グルメ“盛岡三大麺”

岩手のご当地“山の幸グルメ”

岩手県の盛岡市は、盛岡三大麺と呼ばれる3つの代表的な麺料理で有名です。

わんこそば

わんこそばは、約400年の歴史を持つ岩手を代表するご当地グルメです。小ぶりのお椀に盛られた小麦そばが次々と出されるのが特徴で、100杯以上食べると特製の手形が贈られるなど、ボリューム満点の料理です。盛岡市内の老舗「東屋」では、給仕人の掛け声とともに麺が投げ入れられる伝統的な演出が楽しめます。

わんこそばの発祥は、隣接する花巻市とされています。花巻市には、「Wildcat House 山猫軒」というお店があり、ここでは宮沢賢治の童話をモチーフにした「山猫すいとんセット」が人気メニューとなっています。

盛岡じゃじゃ麺

盛岡じゃじゃ麺は、戦後まもない昭和20年代に考案された麺料理です。中国の炸醤麺をアレンジし、きしめん風の太めの平麺に、特製の肉みそやネギ、キュウリをかけて食べるのが定番スタイルです。麺を食べ終わった後には、残った肉みそと生玉子を合わせて「鶏蛋湯」を楽しむのが特徴的です。

肉みそが決め手となるじゃじゃ麺は、岩手のご当地グルメとして発展してきました。現在では、市内の中華料理店やラーメン店などで、様々な味付けのじゃじゃ麺が提供されています。

盛岡冷麺

盛岡冷麺は、朝鮮半島北部発祥の冷麺が、昭和29年頃に盛岡に持ち込まれたことから始まりました。朝鮮冷麺とは異なり、ジャガイモのデンプンを使った白っぽい麺と、牛肉やキジ肉を使ったスープが特徴です。トッピングにはすいかやナシ、リンゴなどの季節のフルーツも乗せられます。

盛岡冷麺は、コシの強い麺とさっぱりとした冷たいスープが絶妙にマッチした、夏にぴったりの麺料理です。市内には多くの人気店が軒を連ね、熱心な冷麺ファンも多数います。

岩手のご当地“海の幸グルメ”

岩手のご当地“山の幸グルメ”

岩手県は、リアス式海岸が続く三陸沿岸に面しており、新鮮で豊富な海の幸に恵まれています。

瓶ドン

瓶ドンは、宮古市の新名物グルメです。ビンに詰まった海鮮をご飯の上にかけて食べる、新しい発想の海鮮丼です。ホヤやウニ、アワビなど三陸の海の幸がたっぷり詰まっており、手軽に本格的な海鮮料理を楽しめます。

瓶ドンは、宮古市内の飲食店や土産店で購入できます。ビンごとお持ち帰りできるので、自宅でもその場でも楽しめる便利さが人気の理由の一つです。

磯ラーメン

磯ラーメンは、三陸地方の食材を生かしたあっさりとしたラーメンです。スープには海草や昆布が使用され、トッピングにも海老やホヤ、アワビなどの魚介類がたっぷり盛り付けられています。

宮古市の人気店「多良福」は、地元でもっとも有名な磯ラーメンの名店です。釜石の新鮮な海の幸を使った磯ラーメンがいただけ、遠方からも多くの人が訪れます。

大船渡さんまらーめん

大船渡さんまらーめんは、大船渡市のご当地ラーメンです。さんまを使った特製の魚介だしスープと、サンマのみりん干しが丸ごとどーんと乗った見た目が特徴的で、新しい発想のラーメンとして人気があります。

さんまらーめんは、大船渡市内の「黒船」や「碁石海岸レストハウス」など数店舗のラーメン店で提供されています。サンマの産地である地元ならではの一品といえるでしょう。

岩手のご当地“山の幸グルメ”

岩手のご当地“山の幸グルメ”

豊かな自然に恵まれた岩手には、山の幸を使った郷土料理が数多く存在します。

ジンギスカン

遠野地方では、昔から羊肉が身近な食材として親しまれてきました。遠野ジンギスカンは、遠野市を中心に広く知られる名物料理です。独自の味付けで焼かれた羊肉は、噛むほどに旨味が口いっぱいに広がります。

遠野市内には、ジンギスカン専門店が多数あり、各店で趣向を凝らした羊肉料理が味わえます。遠野に立ち寄った際は、ぜひ現地の人気店でジンギスカンを堪能してみてください。

ひっつみ

ひっつみは、岩手の伝統的な郷土料理です。水でこねた小麦粉の生地を手でちぎり、しょうゆベースの汁に肉や野菜と煮込んだ料理で、岩手版の「すいとん」とも呼ばれています。

盛岡市の「ひっつみ亭」は、古民家を改装した趣ある雰囲気が人気のお店です。ここでは、様々なひっつみ料理が味わえます。一関市にも、もち料理の文化が根付いており、「蔵元レストラン せきのいち」などでさまざまなひっつみ料理が楽しめます。

野菜

岩手県は、寒暖の差が大きい気候風土であるため、野菜の栽培に適した環境があります。岩手県産の野菜は、旨味がぎっしりと詰まっているのが特徴です。

代表的な岩手の野菜には、「二子さといも」「水ナス」「阿房宮」「安家地大根」などがあります。これらの野菜は、炊き物や煮物、漬物など、さまざまな料理で活用されています。岩手県では、毎年「JAいわて中央食&農祭典」などのイベントが開催され、県産の新鮮な野菜が集まります。

岩手のご当地グルメ“伝統の味”

岩手のご当地“山の幸グルメ”

岩手には、長い歴史の中で育まれたご当地ならではの伝統的な味覚が残されています。

キムチ納豆ラーメン

盛岡市の「柳家」は、キムチと納豆を組み合わせた元祖キムチ納豆ラーメンで有名です。キムチの酸味と納豆の独特な風味が絶妙に調和し、岩手のソウルフードとして愛されています。

柳家は、昭和30年代から営業を続けている老舗ラーメン店です。メニューにはキムチ納豆ラーメンの他にも、盛岡ならではの味付けのラーメンが多数揃っています。

まめぶ汁

「まめぶ汁」は、岩手県の郷土料理の一つです。身近な野菜や焼き豆腐などの具と、くるみの入った小麦粉の団子「まめぶ」を入れて、煮干しや昆布でとった出汁で煮込んだ、体に優しい味わいが特徴的な汁物です。寒い岩手の冬には欠かせない、温まる一品です。

盛岡市内の老舗食堂や郷土料理店で、伝統の味を受け継いだまめぶ汁を味わえます。家庭でも、手作りの味を楽しむ人も多くいます。

まとめ

岩手のご当地“山の幸グルメ”

岩手県には、風土に根ざした魅力的なご当地グルメが数多く存在します。盛岡三大麺の味わい深い麺料理から、新鮮な海の幸や山の幸を使った郷土料理、伝統の味が楽しめる名物まで、岩手の食文化は多彩で豊かです。本県を訪れた際は、ぜひその地域ならではの味覚を堪能してみてください。岩手県の食の魅力に、心を奪われることでしょう。

よくある質問

岩手県の代表的な麺料理は何ですか?

岩手県の代表的な麺料理は「盛岡三大麺」と呼ばれる3つの料理で、わんこそば」「盛岡じゃじゃ麺」「盛岡冷麺」が有名です。それぞれ歴史的な背景や特徴的な作り方を持ち、県内外から多くの人に愛されている岩手のご当地グルメです。

岩手県の海の幸を活かした人気のご当地グルメは何ですか?

岩手県の三陸地方は新鮮な海の幸に恵まれており、それらを使った人気のグルメに瓶ドン」「磯ラーメン」「さんまらーめんがあります。瓶ドンは海鮮をビンに詰めた丼物、磯ラーメンは海藻や魚介類がトッピングされたラーメン、さんまらーめんはサンマの旨みを極限に生かしたラーメンなど、それぞれ独創的な料理となっています。

岩手県の山の幸を使ったご当地グルメには何がありますか?

岩手県の山間部で親しまれてきた郷土料理に、「遠野ジンギスカン」「ひっつみ」があります。遠野ジンギスカンは独自の味付けの羊肉料理、ひっつみは小麦粉の生地を手でちぎって煮込む岩手版の「すいとん」です。豊かな自然環境から生み出された味わい深い料理といえるでしょう。

岩手県の伝統的な味覚として有名なご当地グルメにはどのようなものがありますか?

岩手県の代表的な伝統的な味覚としては、キムチ納豆ラーメンまめぶ汁などが挙げられます。キムチ納豆ラーメンは酸味と独特の風味が絶妙に調和した、地域のソウルフード的な存在です。また、まめぶ汁は大豆や里芋などを煮込んだ体に優しい郷土料理で、寒い冬によく食べられます。これらは長い歴史の中で培われた岩手ならではの味わいといえるでしょう。

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この記事を書いた人

静岡県出身。20代会社員。全国各地の美味しい物を紹介しています。

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