静岡のご当地グルメ探訪記!〜海の幸や山の恵みを堪能〜

静岡県で人気の「さわやかハンバーグ」
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目次

はじめに

静岡県は、まさに”グルメの王国“と呼ばれるに相応しい地域です。太平洋に面した海沿いと、富士山を擁する内陸部の両方から恵まれた食材が集まり、独自の食文化を育んできました。新鮮な海の幸や山の恵みを活かした郷土料理から、B級グルメと呼ばれる人気の洋食まで、様々なご当地グルメが存在しています。この記事では、静岡県の代表的なグルメを紹介しながら、その土地ならではの味わいの秘密に迫っていきます。

海の幸を堪能する静岡産地グルメ

静岡県は、東京湾から駿河湾に至る広大な海岸線を有しており、新鮮な海の幸に恵まれています。その中でも特に有名なのが、生しらすとサクラエビです。

生しらす

生しらす」は、特に用宗漁港で水揚げされるものが有名です。透き通った身と歯ごたえが絶品で、風味豊かな醤油だれを掛けて頂くのが一般的です。用宗では、漁港内の店で新鮮な生しらす丼が楽しめます。また、生しらすを使った料理では餃子が人気で、県内各地のグルメ店で提供されています。

生しらすの旬は夏から秋にかけてですが、近年の冷凍技術の発達により、年中味わえるようになりました。しらすの独特の風味とプリプリの食感を、ぜひご賞味ください。

桜えび

桜えび」は、駿河湾で獲れる貴重な食材です。体長4cmほどの小ぶりなエビで、ピンク色が美しいことから”駿河湾の宝石”とも呼ばれています。生で食べるのが一般的で、甘みと風味が口の中に広がります。由比地区の店では、桜えび丼や桜えびの天ぷら、桜えびまんじゅうなどが人気メニューとなっています。

桜えびの漁期は5月上旬から7月上旬の短い期間ですが、漁獲量の約8割が静岡県で水揚げされるこの貴重な食材を、ぜひお楽しみください。

山の幸にあふれた静岡の味覚

一方で、静岡県の内陸部は富士山をはじめとする起伏に富んだ山岳地帯が広がり、山の恵みに恵まれています。代表的なグルメをご紹介します。

水わさび

富士山麓で採れる「水わさび」は、静岡を代表する食材の一つです。富士山や南アルプスからの清流で育てられた水わさびは、一般的なわさびより辛味が強く、芳醇な香りが特徴的で、蕎麦やわさび丼として地元や観光客に親しまれています。静岡県内では定期的に”わさび祭り”が開かれ、わさび掘り体験やわさび料理が数多く提供され、楽しむことが出来ます。

水わさびの魅力は、単なる辛さだけではなく、奥深い味わいとまろやかな甘み、そして芳醇な香りでしょう。コクのある辛味と爽やかな風味を堪能できる水わさびをいかがでしょうか。

とろろ汁

静岡県を代表する郷土料理の一つである「とろろ汁」は、地元で採れる”自然薯“を使った料理です。自然薯をすりおろし、鰹節や柚子などを加えた上品な味わいが魅力です。県内各地の名店で、それぞれの味わいを楽しめますが、中でも丸子地区の「丁子屋」が有名です。

とろろ汁の美味しさの秘訣は、新鮮な自然薯とそれを引き立てる素材の組み合わせにあります。滑らかでトロリとした食感と上品な旨みを堪能してみてください。

ジビエ料理

静岡県は、伊豆と富士の山々に恵まれた自然豊かな地域です。そのため、ジビエ料理が発達していることでも知られています。「イノシシ肉」や「鹿肉」を使った料理がグルメ店で提供されているほか、地元のイベントではジビエ料理を堪能できるブースも多数出店しています。

新鮮で滋味深いジビエ肉は、数多くの料理に活用されています。静岡の人々の暮らしに根付いた食文化として、ぜひご賞味ください。

静岡生まれB級グルメ

続いては、静岡県が誇るB級グルメをご紹介します。庶民の味を大切にしながら、独自の進化を遂げた料理が数多く存在します。

富士宮やきそば

富士宮市発祥の「富士宮やきそば」は、コシのある麺と甘めの専用ソースが特徴です。2000年代に入ってからB級グルメとして全国的に知られるようになり、市内には約140店舗が軒を連ねています。麺の種類や具の組み合わせなどバリエーションが豊富で、お店によって味わいが異なるのが楽しみです。

富士宮やきそばの人気の秘密は、何よりも使用されるソースにあります。甘みと酸味をきかせたコクのある味付けが、モチモチの麺によく合います。富士宮を訪れた際は、ぜひ本場の味を堪能してみてください。

浜松餃子

浜松餃子」は、浜松市を代表するご当地グルメで野菜の甘みが魅力的な餃子です。市内には300店舗以上の専門店が存在し、それぞれが自慢の味を提供しています。主な特徴としては、皮が薄く肉の量が多いこと、具に野菜を多めに使うことが挙げられます。また、”円盤焼き”と呼ばれる独特の調理法により、外はカリッと、中はジューシーに仕上がります。

地元の人々に愛される浜松餃子の美味しさは、手間暇を惜しまない職人技にあります。餃子は人気店で食べるに限ります。ぜひ本場の味を堪能してください。

静岡おでん

静岡おでん」は、中部地方で愛される郷土料理です。真っ黒な濃厚なスープと、珍しい具材が特徴的です。牛すじや豚モツ、黒はんぺんなどの具が使われているほか、静岡おでん独自の味付けや調理法もあり、個性的な一品となっています。

静岡駅周辺の「青葉横丁」や「青葉おでん街」は、老舗のおでん屋が軒を連ねる名所です。昔ながらの美味しさと情緒を感じられることでしょう。

静岡のご当地スイーツグルメ

引用:静岡うまちょく便

静岡には、魅力的なスイーツも数多く存在します。県内外に知名度の高い看板商品から、気軽に味わえる地元の名物まで、バラエティに富んでいます。

熱海プリン

熱海を代表するスイーツ、「熱海プリン」は、なめらかでミルク感が強い味わいが人気です。卵、牛乳、生クリームを使った素朴な味付けで、コクと上品な甘さが魅力です。地元の専門店だけでなく、観光地の土産物店などでも手に入ります。

熱海プリンは、レトロな味わいのなかにも繊細な美味しさが詰まっています。暑い日に冷やして食べるのがおすすめです。

キルフェボンのフルーツタルト

静岡市は、フルーツタルトの名店「キルフェボン」の本店があり、県内外から多くのお客さんが訪れます。生クリームとフレッシュフルーツを贅沢に使った20種類以上のタルトは、目でも味でも楽しめる一品です。特に苺のタルトは看板商品で、一度は食べておきたい逸品です。

旬のフルーツを活かしたキルフェボンのタルトは、四季折々の味が楽しめます。フルーツの甘酸っぱさと濃厚な生クリームとの絶妙なハーモニーを堪能してください。

フルフールの生フルーツゼリー

富士山の麓・御殿場にある「フルフール」の生フルーツゼリーは、旬のフルーツをそのまま閉じ込めた逸品です。特に有名なのが、富士山の名水を使ってつくられた”シャインマスカット”や”ナガノパープルゼリー”です。透明感のある果実が芸術的な佇まいを見せています。

生フルーツゼリーには添加物はひとつも使われておらず、フルーツ本来の味わいを余すところなく楽しめます。見た目の美しさと、口に広がる自然な甘さや酸味をご堪能ください。

まとめ

静岡県には、海の幸や山の恵みを存分に活かした、魅力あふれるご当地グルメが数多く存在しています。生しらすや桜えびなどの海の幸、水わさびやとろろ汁などの山の恵み、そして富士宮やきそばや浜松餃子などのB級グルメなど、幅広いジャンルの料理が揃っています。さらに、熱海プリンやフルーツタルト、生フルーツゼリーなど、個性的でおいしいスイーツも要チェックです。

食の宝庫である静岡県を訪れた際は、ぜひこれらのグルメを堪能し、静岡ならではの豊かな味覚を体感してみてください。旅の醍醐味の一つに、間違いなくなるはずです。

よくある質問

静岡県のグルメの特徴は何ですか?

静岡県は、海と山の恵みを活かした多様なご当地グルメが発展してきました。新鮮な海の幸や自然薯を使った郷土料理、わさび、ジビエ料理などから、甘いスイーツグルメまで、独自の食文化が育まれています。

静岡県で有名な海の幸は何ですか?

生しらすと桜えびが有名で、透明感のある上品な味わいが特徴です。生しらすは用宗漁港、桜えびは駿河湾で水揚げされており、地元の店で新鮮な状態で楽しめます。

静岡県の山の幸を使った料理には何がありますか?

富士の清流を使用した水わさびや自然薯から作られるとろろ汁が代表的です。水わさびの芳醇な香りと自然薯のとろりとした食感が魅力的で、地元で親しまれています。

静岡県のB級グルメにはどのようなものがありますか?

富士宮やきそばや浜松餃子などが有名です。それぞれ麺やソース、皮の特徴が異なり、バリエーション豊かな味わいを楽しめます。また、静岡おでんも独特の濃厚なスープと珍しい具材が特徴的で人気があります。

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この記事を書いた人

静岡県出身。20代会社員。全国各地の美味しい物を紹介しています。

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